定員6人(または4人)の小人数クラスで、参加者一人一人が深い体験を持てます。
その日の内容が何でも、アレクサンダー・テクニーク初心者の参加は大歓迎です(必要な初歩の説明を行います)。
日程が合わない方は人数が集まれば平日等も含めた別の日の開催もできますので、下記の申込フォームからご要望をお伝えください。
【坂戸ワンデイ・ワークショップ概要】
(1)場所:北坂戸駅前(東武東上線 埼玉県坂戸市)の公共施設 または坂戸自宅教室(北坂戸駅から徒歩8分)
(2)時間:9:30~17:00(6時間 昼休憩90分)
(3)定員:6人、または4人(自宅教室のとき)
(参加者2人以上で開催します。2人のときは4時間、3人のときは5時間になります。)
(4)参加費:14,000円
第10回 「話すときの意識と動きを変える」
2023年3月19日(日)
「話す」ことも、長年の癖がとても大きい活動です。多くの人が自分を害する話し方をしています。
話し方を少しでも自分を健康にするやり方に改善できれば、これからの生き方が変わります。
アレクサンダー・テクニークを基本に1日かけて取り組み、新しい自分を定着させます。
(内容予定)
午前
(1)日常会話を行うときの自分の話し方の特徴を知る
(2)頭を後ろに下げないで声を出す(顎の動きを改善する)
(3)一つ一つの音を区切って話す
(4)声を出すときに身体全体に上への動きを作る
(5)立った状態で数人で話す、歩きながら話す
午後
(1)「ライング・ダウン」「ハンズ・オン・バック・オブ・ザ・チェア」を行いながら話す
(3)各個人へのワーク
(4)座った状態で数人で話す
申し込みは、このページの最後にあります。
これまでに行った坂戸ワンデイWS
(これらの内容は2名以上の参加があれば随時開催します。 出張講習もできます。)
第1回「頭が前と上へ」を知る
アレクサンダーは、人が活動を行うとき(動きでも、考えるときでも)に、頭の動きが「プライマリ(主要ということです)」だということを見つけました。
ある頭の動きが起こると、身体の前側も後ろ側も簡単について行くのですが、わたしはアレクサンダー・テクニークを深めながら、それがなぜ起こるのか、どうすれば起こせるのかを探ってきました。
その内容を、身体の仕組みを考えながら体験的に説明します。
午前
(1)頭が前へ上への動きの仕組み
(2)実際に動き、観察する
(3)自分に指示するときの質
午後
(1)頭の動きと肩甲骨、僧帽筋の動き、腕(鎖骨)の位置(資料)
(2)寝ている状態での「頭が前へ上へ」
(3)アクティビティ(日常生活や仕事、趣味等で行う動きに「頭が前へ上へ」を使う)
関連のブログ
頭が前へ上へ行くための身体の構造
頭が前へ上へを考えるときのシンキングの質
第2回「背中が長く広く」を知る
アレクサンダーは「頭の動き」に加えて「背中の動き」が重要だということを示しました。
この日は、「背中」を中心にした内容です。
背中が柔軟な動きを取り戻すことで、身体全体が協調的に動くようになります。
午前
(1)自分と他の参加者の背中の観察 (2)「頭-首―肩甲骨―肋骨」を覆う筋肉の仕組み(資料)
(3)腕と広背筋(ビデオ) (4)腕を上げるエクササイズ
(5)ライング・ダウン
午後
(1)午前の復習 (2)エクササイズ
(3)アクティビティ(日常生活や仕事、趣味等で行う動きに「背中が長く広く」を使う)
関連のブログ
アレクサンダーが行った「本」を使うワーク
背中が長く広く」と胸腰ファシア、大殿筋、脚のファシア
第3回「胴体と脚のコーディネーションを知る」
とても多くの人が、背中を反らせた姿勢になっています。そのため、背中に動きがなくなっていて、身体が流れを持って動くことができません。
第3回では、それがお尻と脚の使い方から起こっていることを身体の仕組みから学び、1日かけてアレクサンダー・テクニークを使ってそれらが関連して動けるようにします。
胴体から下半身にかけての新しい自分の使い方に出会うことができます。
午前
(1)アレクサンダー・テクニークの基本
(2)胴体から臀部、脚にかけての筋肉とファシアの構造(資料)
(3)「つま先で立つ」(アレクサンダーが行ったプロシージャと言われるものの一つです)
(4)「壁のワーク」
午後
(1)頭ー首ー背中と臀部ー脚を動的に使う
(2)「モンキー」
(3)アクティビティ(日常生活や仕事、趣味等で行う動きの胴体と脚のコーディネーション)
第4回「胴体と腕と指のコーディネーションを知る」
指を使うときに、なぜ身体を固めてしまうのでしょうか。指を使うときの身体の内向きに向かうエネルギーが癖になっている人は、それを外向きに変えて指を使えるようになることで、世界が変ることでしょう。1日かけて新しい使い方に慣れるようにします。
腕と手と指についてファシアとの関連での身体構造も確認します。
楽器を演奏する方や、字を書くときに力が入り過ぎになっている人など、指を使う人に役立ちます。
午前
(1)手と指を使う動きにアレクサンダー・テクニークを使う
(2)肩甲骨、腕を動かす筋肉とファシアの構造(資料)
午後
(1)「ハンズ・オン・バック・オブ・ザ・チェア」
(2)指の構造(資料)
(3)アクティビティ(日常生活や仕事、趣味等で行う動きの胴体と腕と指のコーディネーション)
第5回「呼吸のしくみとATを使った呼吸法」
アレクサンダーはイギリスに渡った初期のころ、演劇界の人たちとともに、呼吸器系の病気を持つ患者を教えることで、多くの生徒が来ていました。
彼の初期の小冊子の多くは、主に呼吸について書いています。
それらを紹介しながら、参加者の呼吸の改善を図ります。
胸を持ち上げたり背中を反らせたりせずに、下腹部がより自由に動くようになることで、自然な深い呼吸ができます。
肺の実際の動きなどを映した、有名なストウによるビデオも観ます。
午前
(1)アレクサンダーが呼吸で観察したこと
(2)座っているとき、話しているときの呼吸の観察
(3)自分の使い方がか呼吸に及ぼす影響(実際のワーク)
午後
(1)呼吸のしくみ(資料)(ストウの横隔膜の動きのビデオ、ジェシカ・ウルフの横隔膜・肋骨のアニメ―ション)
(2)立ち姿勢、横になった姿勢、歩いているときの呼吸
第6回「声を出すしくみとATを使った発声法」
アレクサンダー・テクニークは、アレクサンダーが自分の声を改善しようとして作り上げものです。
教師養成コースの第1期生は、声の練習を行い「ベニスの商人」と「ハムレット」の舞台公演を行いました。
ほとんどの人が声を出すときに、自分を縮めています。それをやめることで、身体や喉に負担をかけない発声ができます。
歌、朗読、プレゼンテーション、普段の話し方、など自分の声を改善したい方はもちろんですが、普段の発声の仕方を変えることで、健康にも役立ちます。
内容
・身体と呼吸の構造(資料) ・喉頭の構造 (資料)
・ウィスパード・アー -- 息に「支え」を作る
・話声、朗読の声、歌声、などを使っての声と身体の使い方の改善(参加者の希望によります)
第7回「ベッドフォード・レクチャー」を学び体験する
アレクサンダーが行ったベッドフォードでのレクチャーは、一般の人向けのものでした。
彼は、テクニークの概要を説明しなら、全くテクニークを知らない人に対してのワークの実演も行っています。
彼自身の言葉によるテクニークの要点と、ワークを行うときに生徒に言う「実際の言葉」を知ることができる貴重なレクチャーで、多くのアレクサンダー教師たちが読んでいる有名なものです。
A4で18ページほどのこのレクチャーを、ぜひ一度はじっくりと学んでみて下さい。
午前
(1)ベッドフォード・レクチャーの意味
(2)悪い所があれば、それは自分が引き起こしている
(3)単純な動作を意識的に行うことの重要性
(4)レクチャーで行っているデモンストレーションの体験
午後
(1)デモンストレーション体験2
(2)意識的な行動を妨げる要因
(3)「頭と首の胴体に対する関係」とは具体的に何か
(4)その他
【テキスト】
「ベッドフォード・レクチャー」は、アレクサンダーの本の「アーティクルズ・アンド・レクチャーズ」の中に収められています。
講習参加者は「アーティクルズ・アンド・レクチャーズ」(康裕訳)を、通常価格6,000円より2,000円引きの4,000円で購入できます(お申込みのときに改めて連絡させて頂きます)。
「アーティクルズ・アンド・レクチャーズ」をお持ちの方は、WSの参加費用は12,000円と割引になります。
第8回 ダイモンの「身体と声」を学び体験する
セオドーラ・ダイモンは、F.P.ジョンズなどから学んだ有名なアレクサンダー教師で、ハーバード大学の教育学の博士号を取得しています。
彼はアレクサンダー教師の視点からの多くの本を書いていますが、この「身体と声ー自然な歌声と話声への鍵」は特に声をを出すとときの身体の使い方を扱った特別な本です。
従来の歌の指導法の内容などついて、アレクサンダー・テクニークの観点から解説し間違った考え方を指摘するとともに、具体的な改善方法も示しています。
自分の声の改善にも、人に声や歌を教えるときにも役立ちます。
午前
(1)「身体と声」の概要と背景
(2)呼吸
(3)喉頭の仕組み
(4)声の「支え」
午後
(1)「声区」
(2)声を「プレイス」する
(3)声の間違った使い方
(4)無理のない発声の5つの要素
など
第9回 「字を書くときの意識と動きを変える」
「字を書くこと」は決して字の形をどうするかの問題だけではなく、手や指だけでなく、腕、肩、胴体、脚、そしてそれを統括する頭の動き、という全体が関係します。
指や身体を固めないで字を書ける人が、どのくらいいるでしょうか。
長年の習慣が詰まっているこの「字を書く」という動作は、短時間のワークだけでは十分な変化を作り出せません。
アレクサンダー・テクニークを基本にして、1日をかけて変化に取り組んでいきます。
どのくらい変化が起こるかを楽しんでください。
(内容予定)
午前
(1)字を書くときの自分の指、手、腕、身体の動きの特徴を知る
(2)身体全体が自由に動ける座り方
(3)筆記具を押しつけずに筆圧を上げる
(「ハンズ・オン・バック・オブ・ザ・チェア」を使って圧力を加える)
(4)各部の動きの改善
1)肩甲骨 2)肘 3)手首 4)指 ...
(5)各個人へのワーク(どこかに固定した場所を作らないで、字を書けるように)
午後
(1)「ライング・ダウン」で全体性を整える
(2)字を書くときの身体の力の流れを知り、整える
(3)各個人へのワーク
(4)脚から字を書く
【WSの参加お申込み】
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お手数ですがyasuhiro.alex@gmail.comまでご連絡ください。
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