昨日初めての坂戸ワンデイ・ワークショップが終わりました。
このワンデイ・ワークショップでは、毎回アレクサンダー・テクニークの基本的なテーマを取り上げて、それを深く掘り下げて行きます。
6人以下という小人数で、1日かけて1つのテーマを繰り返し角度を変えて取り組むことで、観察する力と、動きを起こすときに必要なシンキングや感覚がつかめます。
(しばらくはテーマを変えて何回か行いますが、またこの基本と言える「頭が前へ上へ」に戻って来たときには、内容の構成はかなり変わり、新しいものになっていることでしょう。
わたしもジェレミー・チャンスと似た所があり、同じことを同じように教えることはつまらないと感じてしまうし、教師が熱意を持てない内容を教えるときは、活き活き感がなくなり、それは教えるときには良くないと思っているからです。
教員時代に講演を聞いた国語教育で有名だった大村はま先生の言葉、「前に教えた内容を教えるときには、必ず温め直しておく必要がある。冷えたままで教えてはいけない。」は、そのようなことを言っていると思います。
考えて前と同じ内容を行うことがあっても、それはそこに熱をいれたくなる何か新しいものを見つけたからです。)

今回は残念ながら、お一人がご家庭の都合で午後出席できなくなるというアクシデントがありましたが、参加者のみなさんの熱意のおかげで、予想以上の内容が現れてきました。
行った内容の概要と、参加して頂いた方々の感想を報告させて頂きます。

見て頂くと分りますが、ほとんどが参加者の活動です。
このような内容のときには、6人は最適です。
人の動きに色々なパターンがあることに気づくことで自分に固有な特徴に気づけるし、それに対してWSの時間の中でもある程度の時間をかけることができるからです。
(坂戸は遠いですが、定員6人という小人数でも参加費を抑えることができます)

この内容での参加希望がありましたら、下記のページの送信フォームからお申込み下さい。(既に4人のご希望がありますので、もう少し揃えば8月または9月に日程調整の上再開催できます。できましたら7月17日(土)までにご連絡ください。そこで一度集計の上、日程調整を行います。)
http://yasuhiro-alex.jp/sakado_1day/
また9月4日の第2回のワンデイ・ワークショップは、上記ページから申込可能です(残席1)。

「頭が前へ上へを知る」WSの内容

【午前】(9:30~12:45)
1.1日の進め方と内容紹介、参加者の簡単な自己紹介
2.頭が前へ上への仕組み
 ブログ参照(http://yasuhiro-alex.jp/2021/06/29/head_forward_up/
 まとめて長く説明する(参加者はブログを読んできているので)というより、簡単に触れておいて、1日の中で機会がある毎に関連の内容を取りあげました。
3. 実際に動き、観察する
(1)グシャとした姿勢から、「頭が前と上へ行き身体がついていく」を行って姿勢を直す
(2)右を見る、左を見る、上を見る、下を見る、という動き
4.自分に指示するときの質
 ブログ参照(http://yasuhiro-alex.jp/2021/07/11/quality_thinking/
 これも時間を取って説明するというより、1日の中で折に触れ何度か取り上げました。

【午後】
5.実際に動き、観察する
(1)頭の動きと肩甲骨、僧帽筋の動き、腕(鎖骨)の位置
(2)寝ている状態での「頭が前へ上へ」
6.各参加者のアクティビティに「頭が前へ上へ」を活かす
 この時間帯だけは1人当たりj10分から15分で、各自が選んだ活動での「頭が前へ上への」の応用を試してもらいました。
7.質問、アンケート記入

参加者の感想

(D.T.さん)
ワークショップのテーマ「頭が前上を知る」について、じっくり考え取り組むことができました。
また「頭が前へ上へ...」とともに、それを妨げている部位への考え(部位を含んでの「頭が前へ上へのシンキング」が同じくらい大切なのだと改めて思いました、
アクティビティを行ったときに、話し出す瞬間に、身構えて、固めて、引き下げる、という自分のパターン(これは、今まで何度も先生たちから指摘されてきたもの)に自分で気がつくことができたように思いました。これはわたしのとても根深い習慣で、根源的なものなので継続的に取り組んでいきたいと思います。

(O.F.さん)
アレクサンダー・テクニークの原理に根ざしてのクラスはとても大切だと思います。シンプルだけど奥深く果てしない。
やっぱり「頭」なのだということが印象に残りました。自分がまだまだ変わる、と言っていただき励みになりました。
「頭についていく」ということに取り組んでいきたいし、観察する力を磨くこと、特に頭と首周りについてもっと観察力が必要だと感じています。

(N.S.さん)
少人数で一人一人のアクティビティと質問に十分に時間を取ってもらえたことが良かったです。
4年以上 AT を学んでいるのに、まだ「頭が上へ」で新しい発見ができました。
頭の方向性を考える前にまず全体性を考えることが必要なこと、鎖骨が思っているよりずっと上に行けること、などが印象に残りました。
今後、骨盤と脚を方向性に含めることや、横になる時に背中が頭にもっとついていくことに取り組んでいきたいと思います。

(O.H.さん)
ありがとうございました。
今日は「頭が前に上に」ということだけでなく、それは全体であることがよくわかりました。全て長くなり続けること(関節の力を抜くような感じ)にすると良い感じがしました。
多くのことが印象に残りましたが、何かをする時に気にしすぎないことや、自分が僧帽筋を働かせていなかったこと、肋骨が上に行くこと、が特に印象に残っています

(S.M.さん)
体の張り(トーン)や頭の位置について、認識をまた新たにできた気がします。参加者一人一人にどういう課題があるかもよくわかってきました。ヤスヒロさんに手を添えてもらうと、やりすぎな気がしますが、それは思うことだけで実現できる、ということが少しわかってきました。 「前へ上へ」の頭の方向は胴体に対してだということが、一番最後に分かりました。また自分の足が内側を向いていることが、周囲を含めることを妨げていることにも気づけました。ぼーっとする意識で、良い使い方に慣れていけたらいいと思います。