先週(2021年11月23日)、「胴体と脚のコーディネーションを知る」のWSを行いました。
(参加者の感想に、12月3日の梅田でのWSのものを追加しました。)

埼玉での開催なのに埼玉県民の参加は全く無くて、5人の方々に遠方から来て頂きました。
1日かけてアレクサンダー・テクニークを基本にしながら、今まで忘れていた「胴体と脚」の使い方に取り組んでいます。

内容の概要と参加者の感想をお届けします。

このテーマのワークショップは、3人以上の参加が見込まれる場合に開催します。
希望される方は、こちらから希望をお伝えください。

当日の内容

【午前】

1.簡単な自己紹介と、今日のWSで何に関心があるか、を話してもらいました。

2.「歩く」を行ってもらい、自分と他の参加者について「胴体と脚のコーディネーション」がどうなっているかを観察してもらいました。
「胴体と脚のコーディネーション」はいろいろな日常活動に出てきますが、「歩く」は誰もが行わざるをえない日常活動なので、それが健康にしてくれるか、それと将来的に障害をもたらすか、は誰にとっても大きな課題です。
今日のWSで学ぶ内容を理解して使うためにも、「歩く」を通して感覚を鋭くしてもらいました。

今回のテーマは「胴体と脚」ですが、もちろんアレクサンダー・テクニークの基本の「頭ー首ー背中」の関係はいつも関係しています。 
この時間の中では、特にC7(頸椎7番)付近の使い方を変えることが、全体の姿勢と動きに大きく影響を与えることを体験してもらいました。

3.「腹直筋鞘」の腹部での働きと、「胸腰ファシアー大殿筋ー大腿ファシア」の背中から脚にかけての働き、を説明しました。
資料を使ってファシアも含めた身体の構造を示しましたが、身体前面と身体背面を縮まないように使うためにはこの構造をうまく働かせる必要があります。
アレクサンダー・テクニークを使って自分の動きを指示しながら、この構造が縮まないようにしました。

【エクササイズ】大腿ファシアに手でディレクションを与え、そのディレクションの違いにより、イスから立ったり座ったりする動作のやり易さが大きく変わることを体験してもらいました。

4.つま先で立つ
マージョリ・バーローが「つま先で立つ」を教えているビデオを見た後に、2人(または3人)の組で、このプロシージャの動きを練習してもらいました。今回のWSで最も長く時間を取りました。

最初は慣れませんが、徐々に背中と脚をうまく使うことができるようになります。
そのときの背中と脚の使い方はいつもとはとても異なります。
それは歩くことにも良く影響します。

【午後】14:45~17:00)

1.マージョリー・バーローが行った「モンキー」と「壁のワーク」のビデオを視聴しました。
  どちらも、「胴体と脚のコーディネーション」に関係しています。

2. 壁のワークを実際に行ってもらいましたが、これにもかなり時間をかけました。
特に、股関節を縮めずに、身体を下げて行く動きができるようになることで、胴体と脚のコーディネーションが変ります。
反り腰などの背中の問題が無くなります。

3.「つま先で立つ」を復習しました。
  一人でも行ってもらいました。一人で行うことは、とても大変ですが、少しコツをつかむと、日常の脚と足の使い方が変化します。

4.振り返り、感想記入、質問。

参加者の感想


【2021年12月3日(大阪梅田)】
(I.S.さん)
ファシアはボディスーツのようにつながっているから、部分だけを何とかしようとしても変わらないんだな、と思いました。ペアでやったワークも、相手が異なることで毎回変化があって、いろんなケースを体験できて気づきが多かったです。
まずはユースが大切ということも。
自分で考えていた「上」よりもっと「上なんですね。
毎度気付かされます。ライダウンした後は、無理してがんばらなくても自然に上に行ける感覚がありました。この軽さを体験させていただいた後だと、また自分でもやってみようという意欲につながるので、この講座に出て良かったと思います

(T.M.さん)
いつものことですが、理論(ファシアなど)と体験が結びついている素晴らしいワークショップでした。勉強になりました。
「つま先立ち」を行うことで、自分が前に傾いていることが実感できました。ライングダウンでは、脚が変わったことで腰の反りが減り、 いつも教わっている「局所だけ治そうとしても駄目で、全体の繋がりが大切」を実感できました。
ライングダウンは毎日取り組むことにしました。つま先立ちは自分のポジションの確認に使えると思います。壁のワークは難しかったので、色々試して、レッスンでみて頂きぜひ使えるようになりたいです。

(T.M.さん)
今日やったこと(つま先立ち、壁のワーク、ライングダウン)を日常的に復習、練習しつつ、脚と胴体の繋がりやファシアを使いこなしたいです。「つま先立ち」で体重移動を起こそうとするときに、バックが広くなる意識を忘れがちになるし、「太ももー背中へのつながり」がなくなりました。
前に押してもらいながら拮抗的に後ろに押すだけで、つま先立ちになれるのが面白かったです。
自分全部が広がりなら動く。ついつい縮めがちな関節と、未知の動きを探求していきたいです。

【2021年11月23日(坂戸)】

(村田 律子さん)
毎回、できないことが多いけど、いろいろなワークショップを受けて少しづつ向上していくしかなんだろうな。
本当に、悪い習慣を手放すのは大変だ。
今まで、背中を伸ばすという動作をしていなかったので、背中を伸ばすようにしていきたい。
やはり、プライマリ・コントロールというのは、自分一人でやるのはまだむずかしい。
[印象に残ったこと]
・ひざを前に出すことで、大殿筋、大腿ファシアが連動して引張られ、身体のどこかを固めていなければ、胸が上がり、頭も上に行く、という一連のつながりがあること、が新鮮だった。

(山本 佳代子さん)
5人で午前と午後を通して集中したクラスは良いですね。
学びのリズムが良いと思います。
腰椎をねじることと、ヒザが前にの恐さ手放すこと、「ヒザが前お尻が後ろ」でしゃがむこと、を続けて行きたいです。
[印象に残ったこと]
・大腿ファッシアが広がるようにお願いができると、胸の前が落ちないで、胸が広がる感じ。
・首の後ろが上に上がることで、全部一緒に連動することがわかったこと。
・「ヒザが前」の方向が今までのイメージと違ったこと。

(T.K.さん)
体の使い方をじっくり体験できました。
最近ボディチャンスではこんなふうに時間をかけて使い方のトレーニングができていなかったので、興味深い一日でした。ありがとうございました。
まだ「背中を長く広く」に身体がついて行かないので、とにかく「背中を長く広く」のトレーニングを続けます。
[印象に残ったこと]
・首が埋まらないように背中を広くする。C7辺りから落ちやすくなる。
・胴体などを、内の方に引きいれてしまっているので、外へ広がるようにする必要があること。
・首・肋骨・骨盤が常に上へ行く必要があること。
 これらを歩くときも、立ったり座ったりするときも意識する。
 言葉に出して、方向性を身体に教える。

(M.W.さん)
つま先立ちや、壁に背中をつけるなどのプロシージャー中心で、同じことを何度も体験したり他の人の変化が見られたりして面白かったです。
頭の動きについていく首と脊椎の方向性 と、C 7と胸骨のこと、座る時に肋骨の近くを縮めたり下にすることなしに、そのまま動くことに取り組んでいきたいです。
[印象に残ったこと]
・No.と言ってから動きの指示を出すこと
・つま先立ちや壁に背をつけたときの首・背中・脚の方向
・大腿ファシアは大殿筋の方へ引っ張られて使える
・しゃがむ時は下がる代わりに膝が前をちょっとずつ思う

(N.S.さん)
丸1日でしたが、ハンズ・オンもたっぷり体験できました。知ってるつもりの AT の方向性をアップデートできました。
骨盤を脚の方に押し付けずに歩くこと、頭が前に上にを考えるときに胸やC7も考えること、に取り組みます。
[印象に残ったこと]
骨格だけではなくファシアを考える必要があること。