マージョリー・バーストー(マージ)のWSのビデオや、彼女について書いた本を学ぶために、毎日1~2時間を使っています。
彼女の教え方の一つの特徴は、複雑だと思われているアレクサンダー・テクニークをとてもシンプルな形で教えたこと、と彼女に学んだ何人かが書いています。
私の手元にある彼女の80歳以降の40時間ほどのビデオを見ていると、その意味が分かってきました。 初めての参加者がいるWSでは、マージはテクニークが何かの彼女の考えを手短に説明して、彼女の言う「頭がデリケートに動いて、身体がついていく。」を簡単に体験させます。
全員がそれを体験したらアクティビティのレッスンに移るのですが、そこでも中心は「頭がデリケートに動いて、身体がついていく。」です。
骨のことも、筋肉のことも説明しません。関節は股関節のことくらいです。
「頭全体の動き」と「身体全体の動き(といっても、一つの塊と考えるわけではありません)」があるだけですが、それはデリケートな動きである必要があります。
彼女の使う言葉の中で「デリケート」はキーワードで、「そのデリケートさは、人が理解できないものだ。」ともマージは言います。
そして、自分を観察することを求めました。
知識の広さではないその単純さを使ってテクニークの価値を伝え、それにより生徒を大きく変えることは、マージほどの深さがければできないとも思います。
2025年GW4日連続WSでは、アレクサンダー・テクニークを学びながらマージの教え方を見て行きます。
https://yasuhiro-alex.jp/gw-alexanderws/