先週行ったGW坂戸4日連続WSの報告です。
今回の参加者は、最終日のお一人以外は全てBodyChanceの卒業生や教える段階にある人たちだったので、ティーチングを主体に行いました。
4日間これだけ徹底的に行うことは私にとっても始めてで、とても興味深い体験でした。

アレクサンダー2冊目の本「個人の建設的で意識的なコントロール」が今回のテーマで、特にパート2「感覚認識と、学ぶことと何かをすることを学ぶこととの関係」を取り上げました。
その4章「実例」には、実践内容としてとても重要な「ハンズ・オン・バック・オブ・ザ・チェア」の手順が書いてあります(アレクサンダーは原著で10ページ割いています)。
彼は他の人がそれを盗用しないように(当時、実際にその恐れがありました)、特許を取ろうとしたのですが、「行い方の手順」では特許にならないために本に書いたと言われています。
この「ハンズ・オン・バック・オブ・ザ・チェア」を、段階に分けて毎日何度も練習してもらいました(1日目は、座って、手を挙げるまでしか進みませんでした)。

この技術を他の人に教える機会は少ないと思いますが、重要な要素がとても多く含まれているからです。
なんといっても、ウォルター・キャリントンが、「ハンズ・オンの技術はすべてハンズ・オン・バック・オブ・ザ・チェアに含まれている、とアレクサンダーが言っていた」というくらいです。
よく読むと、彼がこのテクニークを学ぶことをどう考えていたかが分ります。

その章の一部を引用します。
「このワークでは、構築のプロセスが進行していることを理解する必要がありますが、それは特定の部分ではない、全体をベースにした基礎になる感覚の構築プロセスです。これはレンガ建築を例えに使うと分かりやすいと思います。基礎になる感覚という重要なものを構築するときに、指示の言葉を使う必要性は、一般的な建築プロセスでレンガを使う必要性と同じです。」

そう、このワークを学ぶときには、「基礎になる感覚の構築」をする必要があるのです。

各日に行った大まかな内容は次のようですが、今回はとにかく何度も繰り返し行ってもらいました。
何かを深めるには繰り返しやってみる必要があり、それによって新しい発見があるからです。
また、このワークを学ぶときには練習が必要ですが、漠然と「生活の中で使う」といっても何をやって良いか分らなくて、時間を取って練習することをしなくなるからです。

「ハンズ・オン・バック・オブ・ザ・チェア(HOBC)」のようないわゆるプロシージャと呼ばれているものを、それだけを目的としてやらずに、生活に関連付けることも気を配ったことの一つです(極端に言えば、いつもハンズ・オン・バック・オブ・ザ・チェアのディレクションでいることです)

5月3日(水)
 1.ペンを渡す
 2.自分の今のユースの課題、GWで取り組みたいこと
  途中でCCC、個人個人へのワーク
 (昼)
 1.ライング・ダウン (含 頭を手で持つ練習)
 2.ハンズ・オン・バック・オブ・ザ・チェア 腕の重さを生徒に任せるまで
  (cf 座るはMSIにある) 3人1組
 3.ティーチング(2人1組)

5月4日(木)
ティーチングを全て日常生活で行っていることの延長と考える。
1.物を渡す
2.イスを持ち上げる
3.チェアワーク
4.HOBC
 (昼)
1.ライング・ダウン
2.HOBC
3.アクティビティ・ティーチング
4.ティーチング(2人1組)
  (自分について、何に気づいているか)

5月5日(金)
1.何かに触りながらHOBCのディレクションを使う
2.ペンの受け渡しと、それを日常生活に使うこと
3.HOBC
  ATのプロセスを、繰り返し練習すること
4.個人のユースへのワーク
5.ティーチング
(昼)
1.ライング・ダウン(全体のガイドをする人。 頭を持つ人。)
2.HOBCのティーチング(2人1組)
3.ティーチング

5月6日(土)
1.CCCについて
人が変われる可能性
2.ペンを渡す
3.HOBC(2人1組)
4.生徒を座らせたり立たせたりする
(午後)
1.ライング・ダウン (自分で行うには)
2.HOBC
3.アクティビティ

参加者の感想を掲載させていただきます。
質問内容は次です。
 1) 学んだことで特に続けて取り組みたいこと
 2) CCCについて
 3) 全体の感想や成果

(I.N.さん)
1日目
1) アクティビティをするときの。 頭の意識を増やす。
 いつでも動ける身体、特に背中と脚。
2) 手と体全体(特に脚)が連動して動くことが難しかったので、明日も引き続き取り組みたい。
3) 頭を持ち上げることが大変難しかった(脚の使い方)
座り方について(脚を固定しない)もっと探求が必要だと思った。
決めたら動く、ということを意識的に試してみたい。

2日目
1)  頭、胴体、腕が統合して使えるようにすること(サポートのある手)。
歩くときに脚を固定しない。
背中が長く、広くということを考えること。
2) 生徒に考えてもらうことと、先生が手で出しているディレクション別だということがわかった。
3)・生徒の協調状態が続いているのか、切れたのか、注意深くならなくてはいけないと思った。
・集中し過ぎてしまうので、いつでも動ける体を意識したい。

3日目
1) 自分に起こすことに精一杯になってしまったが、生徒にもそれが起きているかの観察を忘れないで続けたい。
待つこと、インヒビション。
2) ハンズオンをほかのアクティビティと関連付けて使うこと。
腕が背中とつながっているか注意深くなること。
3) 手の使い方に、もっと注意を払いたい。
頭に、もっと繊細に注意を払うとともに、座るとき、中腰のときも上に伸びていくことを忘れないようにしていきたい。

4日目
1)  日常生活で思い出す頻度を上げる(関連性)。
手のつかい方は、イスの横木を持つことと同じであるということ。
抑制と、とにかく頭と背中のディレクションを出し続けること。
2) 体全体のつかい方が意志の力とか集中力とかにも影響していることから、ひょっとするとこのテクニックはもっと広範囲に使えるのではないかと思った。
3) この技術は、本当に自分に使わなくては意味がないのだと、あらためて思いました。
 いつでも動ける状態に体をしておくことが、前は疲れるのではないかと思っていたのですが、そうではないことを体感しました。

(M.W.さん)
1日目
1)  意識を頭の高いところに置くこと。話す時の一言一言の間もそれを続けること。
2) 複数の指示を順番に出し続けることのむずかしさ。
腕を縮めることの予防。 長くして使うこと。
3) ほかの人の状態の変化を見ることで、自分のやってしまっていることが。 自覚しやすいように思いました!

2日目
1) 意識の高さは今どこか、の自問と声をバロメーターにして自分に指示を出すこと。
2) ハンズオン・バック・オブ・ザ・チェアのときの背中の広がりを保つことが、課題だと感じました。
3) 自分への指示は、その時の自分のコンディションに応じて調整して行く必要があり、その按配やバリエーションは日々実験して行くことが欠かせない、と思いました。
3日目
1) ・意識は高い所にあって、頭と首と背中の指示を出し続けること。
・お腹も後ろ上に丸まることができて脇腹や背中は横にも拡がること。
・ 膝を曲げても足のエネルギーの流れは上方向に流れ続けること。
2) 読み流している箇所がたくさんあり、改めて再読したいと思いました。
3) 声によるガイダンスを他の人たちに行ったり、ティーチングの機会があり、ユースを意識する刺激になりました。
自分の課題について引き続き取り組みたいと思います。
他の人のささいな意図の変化によって、声や振るまいの印象の大きな変化が見られて興味深かったです。

(K.T.さん)
1日目
1) ・頭の意識
・鎖骨の間のあたりの胸の意識
・肩甲骨の動き
2) 言葉が読みにくく なかなか頭にはいらないが 言い回しに慣れると少しは分かる
3) 楽しかった。
  頭が前上~  と思うと肩甲骨の内側が痛い。
  今もどうやっても痛いが、腕を机に乗せると大分いい。 これを何とかしたい。 

2日目
1) ・肩甲上腕関節の辺りの動き 広がり
・声を出している時の胸の押し下げに対して腹直筋の下の方から、撫で上げるように腕で動作をして、そのまま上方に放つ
・顎が上がり、後ろ首が縮む傾向について、バックバックの様な方向性で 背中を上に
3) 呼吸時の肋骨の動きについて人それぞれで面白い。
自分に関しては動きに柔軟性があるといいのかと思った。
痛みは減った
Bodychanceはとても楽しく好きな学校
体の使い方も学べたが、それ以上に色々な考えを学べたと思う
ジャッジせず選択肢を 等
そして 自分がATをする意味 価値観が当時とは結構変わったと感じた、

3日目
1) ・膝を屈伸させてしゃがむ姿勢を取るときに、上方向を感じながら動く
・頭の軸を少し後ろにイメージするのは、良かったのでしばらく続けてみる
・先生として立つ時 見る時 受け取ろうとするときに、方向性が強すぎると中に入るので、もう少し外方向に話す。
(目が生き生きし、生徒は解放感を感じる)
一緒にいる というエネルギーを使って見る
3) 覚書
何をする時もインヒビションが大切という。
それは 習慣に従った動きをインヒビションすることによって現れ出てくる よいこと があるから。それは生まれる前にお腹の中で既に隠されてしまうかもしれないが もともとすべての人が持っている素敵な物。
それがあることを 知っているから 信じているからATの意味があるのであって そこを信じられないからインヒビションできないという事にもなる。

4日目
自分に指示を送り続けるというのは ATの常なる課題ですが、それを4日間しっかりと学べて良かったです。
このWSに参加しようと決めた時点で、その事と向き合うのに良い時期だと思っていました。
4日間同じ様なことを繰り返しても常に新鮮な気持ちで 向き合うことができました。

この1年くらい 日常生活の中で得た学びとして、自分に厳しくすることも大切な一方、それが過ぎると出来ないことにつまずいて返って目を反らしてしまう、と思う様になり、出来ないことを認め受け入れることで、柔らかい気もちで向き合える様におもいました。

自分への指示の言葉として、今まではあまり使わなかった 
頭を前上
背中が長く広く
肩甲骨は広く上に
膝は前に
など体の部位と方向性を示すものは、今の私には有効と思いました。

同じ顔触れで和気あいあいと出来楽しかったです。
家に帰ってからも、以前より頭や背中全体の意識が持てています。
ピアノを弾いたり、歌ったりする際も効果があると思いました。

(K.J.さん)
1日目
1) 頭のことを思う、頭の上に意識がある・いるということは、しているつもりになっても出来ていないことが多いですが、少しずつ確実に1日の中で行っている時間を増やして、上質な生き方をしていきたいです。
2) CCCを学びなおしてみて、こんなに丁寧に書いてあるんだということ。
自分で読んでいるだけではまず気づかない、やってみないとわからないことに気づかせてもらいました。
難しい内容だけれど、丁寧にすれば私達のような初中級者にとってもやり始められるものが多いなと思いました。
3) これだけ濃い内容で、でも消化しつつ、そうかという納得がある一日を受けられて感謝です。教えていただいたことを試行錯誤して進んでいけたらと思います。
2日目
1) 静かでいること、これが明鏡止水というようなことなのかな?と思いました。
自分がどこにいるか、頭の上にいることを思い続ける練習をする。
2) ハンズ・オン・バックオブ・ザ・チェアがいろいろな行動に応用が効くものだということがわかりました。
どう自分で試してみることができるか、人に伝えることができるかCCCを丁寧に読み返してみたいと思いました。
3) 道のりが遠いけれども楽しんでいけるように、ただ自分では気づかないことも多いので、実験して試してみてそれをまたレッスンで確認してもらってというのを繰り返していきたいです。

3日目
1) やはりひとつのところに集中することが、頑張って何かをしているという決めつけがなかなか抜けないことを感じました。
ひとつのところに注目しているようで全体を見ている、含めている、そういうことを少しずつ気づくようになれたらと思います。
2) 頭が動いて首がリラックスしては、自分にも相手にもお願いすることがまだできるものの、背中が長く広くなるということはイメージすることが難しいなと気づきました。
まず自分が背中が長く広くなるということをお願いし続ける習慣をつける必要を感じました。
3) ティーチングにはまだまだ不安や怖れがありました。
今回はティーチングがメインということで、段階を経て大事なことは何回も教えてもらいながら進んでいくことができ、できる出来ないはあるとしても、まず何をすればいいのか、何が大事なのかがわかるWSです。

4日目
1) 寝る前や疲れたとき、積極的休息や頭が前へ上へ背中が長く広くを意図して行うためにもライダウンをしていきたいです。
ハンズ・オン・バックオブ・ザ・チェアはこれから探求を地道に続けていけたらと思います。
2) もともとは文明の発展で失われたものという内容が多かった印象がありました。
ですが、今回のWSで感覚認識や呼吸、ハンズ・オン・バック・オブ・ザ・チェアなど具体的なこともたくさん書いてあるということを知りました。
3) FM著作の書籍は読みづらいこともあって、内容も覚えていないことも多いですが、今回で俄然必要なところを少しずつ読んで見ようと思うようになりました。
ハンズオンはなぜするのか、自分へのディレクションがほぼイコールハンズオンに反映されることを実感できたのは大きな収穫でした。
ありがとうございます。
4日間、お世話になりありがとうございます。
すごく濃く、でもあっという間の4日間でした。
令和5年の今年は残り3分の2ですが、命を大切にするためにも、ティーチングやアレクサンダー・テクニークを伝えることなど積極的に行動したいです。

(D.T.さん)
1日目
1)  途切れないディレクション(シンキング)。
でも集中でなく。
踏まえて、縮めない、長く広がる使いかた(ディレクション)。
習慣を手放して行くプロセス。
2)  ・ 知っていてもできないこと、知らなかったことが山積みでした。ですが、それを知らないと、進むことも学びもないので、第一ステップとして、それを知ることができてよかったです。
今まで以上に自分のパターン習慣を自覚しました。 少しずつでも手放して行きたいです。
3)  一昨年のワークショップに参加しました。その時は第二段階のアセス前でした。今日は、第三段階になりBC在学も残り5カ月。 これまでの体験のおかげもあってか、初日の 始めから ヤスヒロさんの言われることに。 できないことも含めて共感でき、そのために 足りないもの、必要なことも意識でき、 4日間のWSを通じてのテーマもできて、まずは初日ですが、とても。 充実した時間を過ごせました。

2日目
1)  意図、意志、意識、を持ち続けること(なるべく全体的に)。
・ 背中は長く広くだけではなく、胸郭、浮遊肋骨、腹部を含めて、動きをより自由になることを意図し続けられるようになれたらと思いました。
2)  自分の癖、パターン、習慣として、小さく(無難に)まとまろうとする傾向が、使い方にも顕著に表れています。
・言葉にすれば習慣という言葉で表現される、壮大な、同時に諸所の所作に結びついていることに取り組み始めたいと思います。
3)  初日と今日、日毎に課題が増えています(汗)
・ATを学び始めて数年、ようやく自分の習慣を受け入れ、手放して行きたい、と思え始めた気がします。
習慣や、できていないことに気づくたびに、自分の中に痛みやネガティブな感情を感じることが今までありましたが、今日は苦痛よりも、楽しみや喜びに近い感覚で居られています。
3日目
1)  指示。 ディレクション、意図etc、ストップ。
できなくてもめげない。続ける。 おそらくまずはインヒビションから?
2)  自分一人のときもそうですが。 相手がいるときの自分に対する指示、意図、ディレクションetcは特に忘れるので、 思い出し思い続けること。
ストップのための指示と、(新しい)使い方のための指示は意図が異なるということ。
3)  ストップ(インヒビション)、指示、意図、ディレクション、使い方。
アクティビティが何であれ、ATの考え方、使い方、そのエッセンスはおそらくとてもシンプルなのだと思います。(簡単という意味ではなく)
出来る出来ないは置いておいて、そのシンプルなエッセンスを意識して実践、実行(ストップ、インヒビションを含めて)して行くことしかないのかなと思います。

4日目
1) 月並みですが、日々の生活でATを使うことです。
ただWS中に康裕さんがおっしゃった
「結果を(すぐに)期待しない。その変化は2時間後、その日の夜、明日の朝、3日後、1週間後、3か月後、半年後、1年後かもしれない。」や、指示(ディレクション)についての出し方や考え方や体調によっても指示の強さを変えてみる等々を踏まえての実践です。
(つまり・・・WS中に新しく知ったことや今までのやり方の間違いや勘違い(?)、そういったことに気づくことがたくさんありましたので、それらを踏まえての実践です。)
またそれらを踏まえての試行錯誤も含めての使い方の実践(探求?)です。
2) CCCの内容を忘れていることはもちろんですが、それはここでは脇に置いておいて・・・。
以前読んだときの自分と、今読む自分では受け取る内容(印象)がまるで違いました。
「ここに書いてあるじゃん。」「FMさんもこう言ってるじゃん。」等々。
第三段階のいまだから受け取れる、理解できる、そして歯がゆく思えることがたくさん書かれている印象です。
また康裕さんの解説(?)や、他のAT教師の書籍や言葉の引用のおかげで、理解を深めたり、新しい理解が生まれたりすることが出来ました。
3) 自分にとっては、何かのアクティビティのためのクラス(レッスン、WS)ではなく、ATのためのATクラスという内容でとてもありがたかったです。
第三段階の現在の自分だからこそ思うところの、ATについての考え方や疑問、行き詰まり、気がついている未熟さ等々がたくさんあります。
それらを踏まえて今後(これから)どうすれば?と思っていた自分にとって、まさに望んでいた内容でした。
このWSで何か具体的に出来るようになったことは一つもないと思うのですが、代わりに、やること、やってしまっていること、やめることとか、なぜ(なんのために)それをするのかしないのか等々がよりシンプルに明確になったと思います。
シンプルにATを教えていただけた、ATのエッセンスを学べた気がしています。

補足
言葉にするとこんな書き方になってしまうのですが・・・
今回のWS中に「あ、(これが)ATのレッスンだ。」と思う瞬間がありました。

(Y.K.さん)
1日目
1)  首がリラックス~体が自由についていってて~背中が長く広く~などの時に、今までは腰椎のあたりで途切れて固めてしまっていた頑固な習慣が、意識を向けるときだけでも、 仙骨のあたりまでも自由に体についていける感じがありました。
股関節が柔らかくムダな力がなくなり、お腹の側や肋骨の「鳥かご」の向きも自由に動ける感じです。 あと3日間でこの新しい使い方が定着できるようにしたいです。
2)  数年前初めて読んだときは何を言ってるのかわからない状態でした。
そして久し振りに読み返してみると、こんなこと書いてあったっけ?という感じです。
「あれはこういうことか」とか、体験と理解が伴った分しかすくい取れないということでしょうか? それぞれの本も一度読んで終わりではなく、繰り返し読み続けていこうと思います。
3) メンバーを入れ替えて何度も繰り返してできるのは、それぞれの刺激が違って、理解度や定着率が良い気がします。
ちょうどよい人数時間で丁寧に贅沢に学ぶことができました。 楽しいです。

2日目
1)  現在地点で分からなくても捨てない。 無理に解決、納得しようとしない。
わからないこと、気になることを執着せずに、仮置きの棚にとどめ続けること。
(これって執着か)
2)  マインドは頭のテッペン。首がリラックス、頭は前へ上へ、背中は長く広く~は「防止的な指示」であること。あらためてやっと理解できました。
 今まで形式的に唱えていたときは、次にやることで頭がいっぱいで忙しくなっていました。 いつでもニュートラルポジションにいられることを大切にしたいです。
3) ・あっという間の時間でした。
・自分のユースを整えて(マインドを頭のテッペン)を一番大事にして、これから話そうとする先の事に引っ張られないあり方とは。
マインドフルネスとかの人がおっしゃる「今ここ」につながることなのかな。
・今日もご飯がおいしかった。

3日目
1)  受け取った全ての刺激を追いかけない。
一度にすべての解決を求めず、違うと思えば。次のことに変える。
一つのところにとどまり続けない。
リラックスと脱力の違い。
2)  脚の仕事を、りきむことではなく、適切に働かせること。
背中が支える腕の連携など、一点に止まらずに体全体ですることの大事さ。
4章「実例

3日目

1) 受け取った全ての刺激を追いかけない。一度にすべての解決を求めず、違うと思えば。次のことに変える。一つのところにとどまり続けない。リラックスと脱力の違い。2) 脚の仕事を、りきむことではなく、適切に働かせること。背中が支える腕の連携など、一点に止まらずに体全体ですることの大事さ。4章「実例」の「言い回しの注釈の項目」の大切さ。繰り返し読み続けます。
3)  頭が前へ上へ~からの一連の防止的な指示を続けることの難しさと大事さを感じています。せめて途切れた時には、それを自覚できるようになりたい。 途切れさせたとき(疲れたとき? 固めてもなんとかしたいとき?)は、「今切ります」と自覚できるといいのでしょうか? 気がついたら切れていた、というのはできるだけ減らしたい。

4日目
GWワークショップ ありがとうございました。
このところ、停滞気味に感じていた私のアレクサンダーテクニークの進歩が、一段あがるきっかけになりそうです。
1)  「首は後ろに上に~、頭は前に上に~、背中は長く広く~“を早めに繰り返し続けること。 (首がリラックス~では、頚椎の後ろ側だけにフォーカスして、首全体、特に胸鎖乳突筋や上肢帯へつながる立体の感覚を見失っていました。)
体全体のつながりを、もっと明確に捉えられるようになりたいです。
2)  知識を得るために読む本ではなく、自分で体の使いかたを探求する際に、刺激やガイドをもらうための本であると改めて感じました。少しずつでも折に触れ、読むことを続けます。
3)  体全体をつながりとして立体的にとらえられてきました。
 私の場合、背中の下の方や首や胸の上部など、感覚が薄いところがあるのですが、音信不通の感じから、「今切れているな」と感じられるところまで来ました。
「もしもし~」という感じに繋がり直せると、全体感が流れ始める感じです。
一番の成果は、アレクサンダー・テクニークを学ぶことが楽しいと思えてきたことです。

(Y.N.さん)
4日目
1) いつも感じることですが、背中を広く長く意識することと、胸骨の周りの柔軟性を意識して行きたいと思いました。
また、座ってる時に脚を固める癖があるので、それについても改善して行きたいです。
3) 普段のレッスンでは同じ片の動きしか見られませんが、今回は一度に5名の方の動き方、話し方、座り方を見ることができ、それぞれの方の違いを見ることができました。
 少し意識を変えることで、声のトーンや人に与える印象が違ってくることがよくわかりました。
長くアレクサンダーを学んでいる方でも、常に意識しながら、動いたり、話したりすることは難しいことであることも、分りました。